Creative Studio Fe56+

自然農、登山、旅、制作を通して、新しい表現を探求しています。


【ロンドン6日目】


都市を歩く|構造としてのロンドンを辿る

■ 再び歩き出す

5日目で、ロンドンという街に少し馴染んだ。

特別な場所として見るのではなく、
その中に身を置く感覚。

その状態で迎えた6日目は、
もう一度街を歩くことにした。

ただ観るのではなく、
構造としてこの街を感じるために。

■ テムズ川を軸にする

この日は、テムズ川を軸にして歩いた。

川に沿って歩くことで、
街の全体像が見えてくる。

クレオパトラの針、サウスバンク、
テート・モダン、ロンドン橋、タワーブリッジ。

点で見ていた場所が、
線として繋がっていく。 

■ 時間が重なる場所

クレオパトラの針。

古代エジプトの遺物が、
ロンドンの中心に立っている。

ここでは、
時間が直線ではなく、重なっているように感じられた。

場所は変わっても、
人が残そうとしてきたものは、
こうして別の土地で存在し続ける。

■ 歩くことで見えるもの

サウスバンクを歩く。

人の流れ、パフォーマンス、
開かれた空間。

建物の中ではなく、
街そのものがひとつの空間になっている。

テート・モダンに入ると、
今度はその流れが作品として現れてくる。

外と内が切り替わることで、
同じ街でも違う表情を見せる。

■ 川を渡る

ロンドン橋からタワーブリッジへ。

橋を渡るという行為は、
単なる移動ではなく、
視点を変える行為だった。

同じ街を見ていても、
立つ位置が変わることで、
見えるものが変わる。

■ ロンドン塔|守る構造

タワーブリッジを渡り、ロンドン塔へ。

ここは「守る」ための場所だった。

外敵から守る。
権力を守る。

これまで見てきたものが、
人が何を作ってきたのかだとすれば、

ここでは、
何を守ろうとしてきたのかが見えてくる。

■ セントポール大聖堂|祈りの構造

最後にセントポール大聖堂へ。

ここには、また違う構造があった。

祈りのための空間。

これまで見てきた、
技術や権力の構造とは違い、

人の内側に向かう構造。

同じ「建築」でも、
目的によって意味が変わる。

■ この日のまとめ

この日は、
ロンドンという街を「点」ではなく、
「構造」として見ることができた一日だった。

川を軸に、
歴史、文化、技術、信仰が繋がっている。

それぞれが独立しているのではなく、
すべてが関係しながら存在している。

■ あとがき

歩くことでしか見えないものがある。

移動手段としての歩きではなく、
理解するための歩き。

ロンドンは、
歩くことで初めて見えてくる街だった。


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