Creative Studio Fe56+

自然農、登山、旅、制作を通して、新しい表現を探求しています。


【ロンドン5日目】


目的のあとに残る時間|街が日常に変わる瞬間

■ 観光から「日常」へ

この日、イギリスでの大きな目的はすでに達成していた。

ストーンヘンジ、ヘンリー・ムーア。
自分が見たかったもの、感じたかったものは、すでに体験していた。

だからこの日は、
何かを追い求めるのではなく、
ただロンドンという街の中に身を置く一日になった。

■ ビッグベン|時間の中にいる

ビッグベンの前に立つ。

それは観光地というより、
時間そのものの象徴のように感じられた。

ここで流れている時間は、
自分の時間ではなく、
この街が積み重ねてきた時間だった。

■ 都市の中の彫刻

テムズ川沿いにある
ヘンリー・ムーアの《Knife Edge – Two Piece》。

3日目に見た、自然の中の作品とは違う。

ここでは、
人の流れ、建築、都市の構造の中に置かれている。

同じ作品でも、
置かれる場所で意味が変わる。

それは、自分の作品にも通じることだった。

■ 何もしない時間

テムズ川のベンチに座る。

観光でもなく、移動でもなく、
ただ時間を過ごす。

ここまでの数日間で見てきたものが、
少しずつ自分の中で整理されていく。

目的を持って動く時間から、
存在するだけの時間へ。

この変化が心地よかった。

■ 静かな美術館

テート・ブリテンでは、
人が少なく、静かな空間の中で作品を見ることができた。

ナショナル・ギャラリーでは、
これまで見てきた流れの中で絵画を見ることで、
「人が何を残してきたのか」がより明確に感じられた。

■ この日の意味

この日は、
「観る日」ではなく、
「馴染む日」だった。

ロンドンという街が、
特別な場所から、少しずつ日常に近づいていく。

その変化を感じた一日だった。


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